RPGツクールVXでのOGGループファイルの作り方

このテキストは以前ブログに掲載したものを暫定的に載せているものです。

古い記事になりますので今だともっと良いやり方があるかと思いますし、まぁ、ネタとして置いておきますね。

なお、対応内容は、RPGツクールVX、ウディタ、吉里吉里2用のループファイルとなっております。

ツクールVXのホームページのマニュアルから抜粋しますが

■ 読込可能形式 OGG

※2:コメントとしてLOOPSTART、LOOPLENGTHという値が埋め込まれていると、その数値に対応するサンプル位置をリピートの範囲として認識します。

って、ことみたいです。

ということで、必要になるものを用意しましょう。

■ 必要なもの

・ その1 OGGファイル(当たり前のような気が…(’’;)

当たり前ですが、OGGファイルが必要です。作りましょう。MP3やWAVファイルで素材が手元にある場合変換するソフトが必要です。
Rip!AudiCO辺りを使っておくと簡単にOGGに変換できると思います。
Vector(http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se202196.html)でダウンロードできるみたいですよ。
そして、インストール、と。

ファイル作成時の注意点としては1ループ終了後におまけとして数秒長く録音しておくといいです。それと、無音部分は作らずに波形の最後はばっさりと切っておくといいですね。
ループの最初に最後の残響音が入らなくなってしまって違和感が出てしまう恐れがありますのでMIDI等のループより若干ずらしておくといいと思われます。

・ その2 OGGファイルにコメントを埋め込むためのソフト

ループをさせるためにはコメントを埋め込まなければいけないので、それが出来るようにするソフトを用意しましょう。
もしお持ちでないのであれば、mp3infpあたりを入手しておくといいかと思います。
Vector(http://www.vector.co.jp/soft/cmt/win95/art/se139060.html)でダウンロードできるみたいですよ。
そして、インストール、と。

・ その3 ループ位置を測定するためのソフト

ループするためには、ループ位置を知っておかないとコメントに埋め込むことが出来ないので、それを測定するソフトが必要になります。
私の場合は吉里吉里2のツールの中に入っているLoop Tunerを使用しております。吉里吉里2をお持ちで無い方は(http://kikyou.info/)でダウンロードページより入手してください。

■ つくりかた

・ 1 ループ位置をまず測る

まずは吉里吉里のツールの中に入っているLoop Tuner(krkrlt.exe)を起動させてファイルを開きましょう。
そして新しいリンクを作成してループ位置を決めてください。
ループ始点は波形の一番最後に合わせて終点はチューニングして違和感が無いようなところにしておきましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↑___________________

つまりこーいう形にしておきましょう。
で、微調整で違和感が無いところにあわせる、と。(プツッとか音が出ないところだと違和感が無いですよ)
ループをスムーズにするは使用しない方向で。吉里吉里専用の機能なので…実際に再生するのはVXなので(なめらかにはなりません)
まぁ、合わせるのには根気が必要なときもありますのでのんびりと、やりましょう。

合わせ終わりましたら、保存してください。(その前にループ位置の秒数を書きとめておくとウディタにも対応できるのでそういうこともしておきたい場合には書き留める、と)
保存ボタンを押すとOGGのあるフォルダに「曲名.ogg.sli」というファイルが追加されます。
これをメモ帳で開きますとこういう文が出てきます。

#2.00
# Sound Loop Information (utf-8)

# Generated by WaveLoopManager.cpp
Link
{ From=(数値);          To=(数値)1;           Smooth=False; Condition=no; RefValue=0;          CondVar=0;  }


ここに乗っている数値が、ループの位置になりますのでとりあえず、開いたままで次の作業に進みます。

・ 2 OGGファイルのコメントを入力する

mp3infpを使用されている方なら、OGGファイルのプロパティーを開きます。
そうしますと、mp3infpタブが追加されていますのでクリックでタブを開きます。

タイトルですとかは入力したい場合はしておいて(いい加減)
etc(その他?)という項目がありますのでここにaddで

Name:LOOPSTART
Value:開いたテキストのToの(数値)

を、入力してOKで確定

同じくaddで

Name:LOOPLENGTH
Value:開いたテキストの「Fromの(数値)-Toの(数値)」

を、入力してOKで確定

これで、ループするファイルが完成します。

・ 3 動作確認

後はRPGツクールVXで再生して確認してください。
うまくいけばループして再生されるかと思います。

以上、適当に作る我流のOGGループファイルの作り方でしたとさ(’’;

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